親知らず抜歯・顎関節症・粘膜疾患についてのよくある質問
口腔外科領域の治療についてよくいただくご質問をまとめました。
気になる症状がある方や、受診を迷われている方はぜひご参考ください。
歯科口腔外科はどのような診療分野で、一般歯科とは何が違いますか?
歯科の疾患は大きく「歯の病気(むし歯)」と「歯ぐきの病気(歯周病)」に分けられますが、口腔外科はそれ以外のお口のトラブルを扱う分野です。
親知らずの抜歯、顎関節症、口腔粘膜疾患など、むし歯・歯周病以外のお口の問題に対応する診療科とお考えください。
一般歯科では対応が難しく、大学病院への紹介になりやすい症例も、口腔外科専門医が在籍する当院では対応できるケースがあります。
親知らず・顎関節症・粘膜疾患では、どのようなお悩みの患者様が多いですか?
親知らずの場合は「腫れた」「痛い」といった症状でご来院される方が多いです。
顎関節症の場合は、顎がカクカクする、口が開けにくい、痛みがあるというケースが多いです。
口腔粘膜疾患については、「口の中の粘膜の色が変わってきた」「白くなってきた」「膨らみがある」「気になるので調べてほしい」という形でご相談いただくことが多いです。
親知らずは、抜歯が必要なケースと経過観察でよいケースをどう見極めていますか?
最も大きな判断基準は、急性症状があるかどうかです。
「腫れた」「痛んだ」といった症状を経験したことがあるかどうかが重要なポイントになります。
一度も症状が出たことがない場合は、経過観察で問題ないことが多いです。
一方で、一度でも急性症状を起こした親知らずは繰り返しやすい傾向があるため、「これまで急性症状があったか」「何度も繰り返しているか」という点を基準に、抜歯するかどうかを判断しています。
横向きの親知らずや難しい抜歯では、どのような点に注意していますか?
まず図や模型を使って、どういった術式で抜歯を行うのかをわかりやすくご説明しています。
抜歯にはさまざまなリスクも伴いますので、その点についても文書でお伝えし、患者様に理解していただいたうえで同意をいただく形にしています。
説明と同意の取得は、抜歯前の段階でしっかり行うようにしています。
親知らずの抜歯前には、どのような説明を大切にしていますか?
紙面を使ってわかりやすくご説明することを大切にしています。
術式やリスクについて記載した説明書をお渡しし、患者様にしっかりご理解いただいたうえで同意をいただきます。
説明書の写しもお渡ししていますので、ご自宅でも内容を確認していただけます。
顎関節症は、どのような症状があれば受診を考えるべきですか?
「口を開け閉めするときに音がする」「痛みがある」「口が開けにくい」の3つが主なサインです。
この3つのうち、どれか1つでも当てはまる場合は、受診を検討していただければと思います。
症状が軽くても、放置すると慢性化したり悪化したりすることがありますので、気になる段階で早めにご相談ください。
顎関節症の診断や治療方針は、どのように決めていますか?
まず臨床症状を確認します。
口の開き方や顎の動きを確認したうえで、レントゲンで骨の形や状態、機能面も確認します。
そのうえで「顎関節症に当てはまるか」「当てはまる場合はどのタイプか」を診断し、患者様にしっかりご説明します。
治療については、お薬を使う方法やマウスピースを使う方法など複数の選択肢をご説明したうえで、患者様に選んでいただく形で進めています。
口の中の白いできものや赤いただれがある場合、どのように診察や検査を進めますか?
まずお薬を使って反応を確認することで診断につなげる場合があります。
それ以外にも、綿棒を使った菌の検査や、ブラシを使った細胞検査なども行っています。
これらの検査を組み合わせて診断を行い、結果に応じていくつかの対応方法をご提案する形をとっています。
口腔粘膜疾患で、早めに受診したほうがよいサインはありますか?
もともと正常だった粘膜に変化が出てきた場合は早めの受診をおすすめします。
例えば、白く変化してきた、膨らみが出てきたなどですね。
特に、1か月以内の短期間で急に変化が現れた場合は注意が必要です。
逆に、2〜3年ずっと同じ状態で大きな変化がない場合は、緊急性が低いケースもありますが、自己判断は禁物ですので、気になる場合はご相談ください。
歯科口腔外科の診療で、我慢せず相談してほしい症状があれば教えてください。
「腫れ」と「痛み」です。
場所を問わず、顎や顔まわりなど顎顔面領域に腫れや痛みがある場合は、早めに受診していただくことをおすすめします。
口腔外科の症状は、放置することで急速に悪化するケースもあります。
「大したことないかも」と思わず、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
